簿記の学習

【日商簿記2級】本当は独学で合格できる?まずは対策をしよう!【ベテラン経理が詳しく解説】

キャリアプランを作るメリット
日商簿記2級は独学で合格できるかな?

日商簿記3級に比べて、かなり難しいと聞いたけど、独学よりもWebで学習したほうがいいかな?

考える人

 

独学とWeb講座のメリットとデメリットが知りたい。学習時間の目安はどれくらいなんだろう?
考える人

 

ぷらいむ
独学でも可能です。ただ、日商簿記3級に比べると、学習時間が増えるので、独学とWeb講座のメリットとデメリットを知る必要があります。

どちらで学習するか、とても重要なので、詳しく解説しますね。

 

この記事の内容

  • 日商簿記2級の概要がわかる
  • 日商簿記2級を独学に必要な手順がわかる
  • 日商簿記2級の学習を始めた方が良い人がわかる

日商簿記2級は日商簿記3級に比べて、格段に難易度が高くなります。日商簿記3級と同じ学習量では合格はできません。独学ではさらに難易度が高くなります。

 

この記事では、日商簿記2級を独学で合格するために必要な手順を解説します。

 

この記事で解決できること

  • 日商簿記2級を独学で出来るか判断できる
  • 日商簿記2級の独学で必要な学習方法が決まる
  • 日商簿記2級を合格した後に身に付く知識がわかる

「日商簿記2級に合格できると、どんな事ができるのか?」そのイメージはありますか?

 

実務では会社によって様々な取引がされています。日商簿記2級は実務の取引を学ぶので、財務諸表の科目が理解できて、そこから取引を想像する事が出来るようになります。

 

会社の取引を想像することは、あなたが転職や就職する時に、いろんな会社の財務諸表を見て、比較検討が出来ます。投資でも財務諸表を比較することもできます。

 

日商簿記2級を合格できると、今までの価値観が変わりますよ!とても役に立つ資格です。この記事では、わたしの経験から、日商簿記2級を独学で合格する為の方法を解説していきますね。

 

この記事を書いた人

自分



日商簿記2級とは?

日商簿記2級

ぷらいむ
日商簿記2級の試験概要の基本的な情報から、試験の難易度を解説します。

日商簿記2級検定の受験情報

日商簿記2級は日本商工会議所が主催している「公的資格」です。
>>日本商工会議所HP

 

受験者数や合格率などの、基本的本的な情報を、年代別にまとめて解説しますね。

日商簿記2級の基本的情報の概要

  • 受験者数は15万人超
  • 合格点は70点以上
  • 合格率は約20%
  • ネット試験が2020年12月21日に開始

 

日商簿記2級の基本的情報の年代別まとめ

年代別まとめ
出典:日本商工会議所

日商簿記2級は資格試験の中でも受講者数が多く、学習の内容は日商簿記3級に比べて、連結決算やリース取引といった、大規模の会社も使う取引を学習します。日商簿記3級に比べて難易度は難しくなりますが、合格すると評価が高いです。

 

一般的に中規模の会社を想定していると言われていますが、わたしは大企業の取引でも多く使われている取引と確信していますね。

日商簿記2級出題形式【商業簿記・工業簿記】

日商簿記2級の大きな違いは、商業簿記と新たに工業簿記を学習する事です。

 

商業簿記と工業簿記の詳細は後で説明しますが、工業業簿記は日常生活とは違う角度から物事を考えるので、理解が難しいです。イメージが出来ているようで、出来ていない事が多いです。

 

工業簿記は「工業簿記は物を販売する商品にどれがけお金が必要か?」を数値化する事が出来る重要な内容なので、理解が出来るとあなたが物を売る時の価格を決める時に役立ちます!

日商簿記2級の出題形式

日商簿記2級の出題形式

  • 第1問 仕訳問題(20点)
  • 第2問 個別論点や勘定記入の問題など(20点)
  • 第3問 決算関係、本支店会計、連結会計など(20点)
  • 第4問 費目別計算、個別原価計算、部門別個別原価計算など(20点)
  • 第5問 総合原価計算、標準原価計算、直接原価計算など(20点)

商業簿記は日商簿記3級で学習した内容を、さらに実務で使えるように、広い取引の範囲を学習します。さらに深く理解が必要なので難易度が上がっています。年々商取引は複雑になっているので、簿記で学習する内容も複雑になっているんです。

 

工業簿記は日商簿記2級から学習する内容です。製造業で使われるので、経理をしている人もほとんど使う事がありません。

 

しかし「工業簿記は物を販売する商品にどれがけお金が必要か?」を数値化する事が出来る重要な内容なので、会社で帳簿記入などで使わなくても、考え方多はとても貴重です。

日商簿記2級の商業簿記の範囲

日商簿記2級の商業簿記の範囲は、日商簿記3級に比べてかなり範囲が広くなっています。商業簿記でどんなことを学習するか「スッキリわかるテキスト」から内容を抜粋しますね。

 

日商簿記2級の商業簿記の範囲

  • 株式の発行、剰余金の配当と処分
  • 合併と無形固定資産
  • 法人税と消費税
  • 商品売買等
  • 手形と電子記録債権(債務)、その他の債権譲渡
  • 銀行勘定調整表
  • 固定資産
  • リース取引
  • 研究開発費とソフトウェア
  • 有価証券
  • 引当金
  • 外貨換算会計
  • 税効果会計
  • 本支店会計
  • 連結会計

簿記3級に比べて範囲が増えていることが分かります。簿記3級の範囲は「商品売買等」が中心でした。簿記2級になると実務でも難易度の高い、合併連結会計を学習します。

 

私の経験だと、10前に簿記2級に合格した人の知識では、今の試験では合格が出来ないと考えます。連結会計は簿記1級で学習する内容だったので、年々簿記の難易度が高くなっているからです。

日商簿記2級の工業簿記の範囲

日商簿記2級では工業簿記が新しい範囲となります。

 

工業簿記という言葉を初めて聞くかもしれません。初めにどんなこと学習するか「スッキリわかるテキスト」より抜粋します。

日商簿記2級の工業簿記の範囲

  • 材料費、労務費、経費
  • 個別原価計算
  • 部門別個別原価計算
  • 総合原価計算
  • 標準原価計算
  • 直接原価計算

いかがですか?単語を見ただけでは、どんなことをするか想像が出来ません。工業簿記の一番の目的は、製品を販売する時に「本当はいくらのコストが必要だったか?」です。

 

車を販売する例をしましょう。車を販売するためには、こんなコストが発生しています。

・車本体のコスト
・車を作るための人件費
・車を組み立てる機械装置の購入価格
・光熱費など

 

他にも、たくさんのコストが含まれています。人件費は一人の社員が一つの車だけに関わっていれば計算が出来ますが、実際は複数の車に関わっています。

 

その場合に「1台当たりの車を販売するために、どのくらいのコストが必要か?」を直接計算することは出来ないので、工数(時間)で配分するんです。(他に考え方はありますよ)

 

「本体価格は利益が出たけど、人件費等を含めたら赤字になる」のであれば、その販売は中止すべきです。工業簿記では「物の価値を正しく計算する」学習をします。

日商簿記2級の難易度

次に日商簿記2級が「合格にはどのくらいの学習時間が必要か」を解説しますね。

 

学習時間

  • 独学:250H~350H
  • スクール:200H~250H

この学習時間は、日商簿記3級を合格している人の学習時間です。個人差はありますが、スクールに比べると独学は1.5倍ほどの時間がかかります。

 

個人差が出るのは、すでに経理経験がある人は、独学とスクールで学習する時間は小さくなります。経理経験のない人は、簿記のイメージが難しいので、独学の学習時間が1.5倍以上時間がかかる可能性が高いです。

 

理想の学習方法は、実務で経験をして、実務での経験をもとに問題を解答が出来るようになる事です。この方法で学習できる人は、強運の持ち主です!

 

参考に、日商簿記3級の合格に必要な学習時間は「独学:120H〜140Hスクール:80H〜100H」です。詳しくは、こちらの記事で解説しています。

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仮に独学で学習する場合250Hの学習時間が必要として、どのくらいの期間が必要になるか計算してみますね

学習期間

  • 例①:平日1H✖️5日=5H、土日3H✖️2日=6H 週11H 月44H
  • 例②:平日2H✖️5日=10H、土日5H✖️2日=10H 週20H 月80H

ざっくりの計算で「例①は6ヶ月弱」「例②は3ヶ月強」が合格の学習期間になります。

 

働いている人にとって、6ヶ月間継続して勉強をする事は、なかなか難しいです。仕事の繁忙期に入ると、帰宅が遅くなり学習の時間が取れない日がありますよね。

 

資格の学習は、継続することで知識が定着して、学習の成果が発揮しやすくなります。途中で学習できない期間があると、思い出すまでに時間がかかって、さらに時間がかかります。モチベーションを維持するのも困難です。

 

日商簿記2級は、簡単な資格ではありません。なので資格を取得する事が出来れば、企業からの評価が高いです。

日商簿記2級の役立て方

ここでは日商簿記2級の「学習後の役立て方」を紹介します。

 

日商簿記2級の取得後の知識

  • 企業でどんな取引があるか理解できる
  • 税金を含めた会社の数値が理解できる
  • 複数の子会社があるグループの正しい財務諸表が作成できる
  • 人件費などの間接費のコスト配分方法が理解できる
  • 計画数値と実際数値の差異分析が出来る

日商簿記2級を合格できると、会社で行われる取引のほとんどが理解できます。実務ではより複雑な取引がありますが、日商簿記2級の学習で、ほとんどの取引の基礎を理解しているので、理解が早いですね。

 

特に、複数の子会社を保有している親会社の考え方は、単純に会社の財務諸表を合計するのは、正しい財務諸表でないと理解できます。

 

合格した後に経理の仕事をすると、簿記の学習の多くは使わないと実感しますよ。なので、考え方は覚えているけど、仕訳を忘れることが多いですね。


日商簿記2級の独学の3つのデメリット

独学のメリット

ぷらいむ
日商簿記2級の独学のデメリットを解説します。

メリットとデメリットを理解して、独学がスクールのどちらを選択するか慎重に考えましょう。

日商簿記2級の独学の3つのデメリット

  • モチベーションの維持が難しい
  • 取引のイメージできない
  • 分からない時に質問できない

モチベーションの維持が難しい【続ける状況を作ろう】

モチベーションの維持は、資格を取得する上で最も重要
どんな資格も共通して言える事が、独学で挑戦するとモチベーションの維持が難しいです。

 

毎日机に向かって一人で頑張っていく事は、勉強をスタートした時は頑張れますが、時間の経過でモチベーションが下がります。

 

「私は絶対にモチベーションを維持できる!」という人は、ここは無視して下さい。ただ多くの人は、維持する事を難しいと感じるんです。

 

モチベーションを維持する方法
モチベーションを確実に維持する方法はありません。私が新しい事を始める時は、親しい友人に報告しています。そうする事で、途中で辞めたくなっても、学習を始める前に友人に報告した事で、辞めれない状況を作るのです。応援してくれる友人を裏切れないのです。

取引のイメージできない【SNSを活用】

実務で使うイメージが難しい
日商簿記2級で学習する内容は、個人では取引しません。なので取引のイメージがとても難しいんです。

 

「合併をして資産と負債を譲り受けて、のれんが少し発生しました」

 

こんな取引はニュースで聞きますが、実際にイメージできている人は少ないです。「のれんは何?」という人がほとんどです。独学の場合は、次の3つの流れで理解をします。

 

①テキストを読んで
②イラストを見て
③自分で取引を書いて理解

 

理解するのに時間がかかります。理解したと思っても、実は理解が出来ていないことがあります。スクールの場合は、次の2つの流れで理解をします。

 

①講師が実際の取引を言葉と図解で説明
②自分で図を描いて理解

 

講師のレベルによりますが、耳と目と手で理解するので、独学よりも理解が早いです。

 

SNSを活用しよう
どの資格でも共通する方法ですが、SNSで質問をするのはアリです。いきなりDMで質問をすると警戒されますが、Twitterであれば「問1の取引を教えて下さい」とつぶやくと、高い確率で誰かが反応します。

 

人によっては教えるのが好きな人がいるので、リプで回答してくれる人がいます。正しい礼儀作法でやり取りをすれば、詳しく教えてくれますよ!わたしもツイートを見ると、解答するにしています。

 

頻繁に回答してくれる人に「合格できました!」と伝えると、一緒に喜んでくれますよ!

分からない時に質問できない【SNSを活用】

講師がいないので、質問ができない
簿記を学習していくと、必ずどこかで理解ができない論点が出てきます。その時に、スクールを利用していると、定期的に講師に質問ができますが、独学の場合は質問する人がいません。

 

考えたり、わからない事は検索をして調べる事は大事です。ただし、全ての人が理解出来るようなサイトはないので、検索をしても解決しない場合があります。

 

その時は、理解しないまま次の論点に行くと、積み残しになります。どうしても理解できない場合は、次の論点に行くことも大事ですが、出来るだけ積み残しはしない方がいいです。

 

SNSを活用しましょう
これは質問できない時の、解決方法と同じです。SNSでは実務を経験している人がたくさんいます。正しい知識を持った人を見つけて、質問をしてみましょう。

 

教えてもらった後にお礼をすると、教えた方も役に立てたと満足できるので、良い関係を築く事が出来ます。


日商簿記2級の独学の5つのメリット

独学のメリット

ぷらいむ
次にメリットを解説します。

独学はあなたのペースで、縛りのない学習が出来ます。色々な考え方があるので、あなたに合った考えを見つけて下さいね。

 

日商簿記2級の独学の5つのメリット

  • 学習期間が短い
  • 良質なテキストが多い
  • 価格を抑えられる
  • 時間に縛られない
  • 自分のペースで進める事ができる

学習期間が短い

日商簿記2級の学習時間は【日商簿記2級の難易度】で紹介しました。独学の場合の目安は250H〜350Hです。

 

早い人であれば、3ヶ月ほどで目安の学習期間で、多くの人は、半年間が目安の学習期間になります。

 

「半年も学習するのか…」

 

そう感じるかもしれません。しかし、半年間頑張った後に合格できると就職や転職の幅が広がり、投資に対する知識も身に付きます。

 

「今後、何十年間も生きているか中で、半年間頑張ると今後の人生が豊かになる」

 

そう感じる事ができると、半年間は短く感じるのではないでしょうか。

良質なテキストが多い

日商簿記2級は、多数のテキストが出版されていて、自分の読みやすいものを選べます。テキストを紹介します。

 

日商簿記3級のテキスト

どれか一冊を読むと「こんな事を学習するんだ」とイメージ出来ます。ただし、実務につなげてイメージは出来ません。

 

資格を取得するためには、テキストに問題が含まれていますが、問題集を購入して、少なくとも全ての問題を3度は解いた方が良いです。そうする事で、合格に近づく事が出来ます。

 

日商簿記2級は商業簿記のテキスト2冊工業簿記のテキスト2冊あります。日商簿記3級は1冊なので、単純に4倍の学習量です。

価格を抑えれる

日商簿記2級は色々な資格学校で講座を受講できます。受講者が多い資格学校の、日商簿記2級の講座料金を紹介します。全てWeb講座の価格です。

 

資格講座の価格(Web講座)

価格は35,000円〜82,000円くらいです。価格帯は幅広いですね。次に、独学の価格を紹介します。

 

独学の価格

  • テキスト:6,000円
  • 問題集:1,500円

独学の場合は、テキスト4冊と問題集1冊を購入して価格は約7,500円です。テキストを購入した後は、分かりにくい論点があっても、別のテキストを購入することは、おすすめしません。

 

1冊の本を何度も解く方が、理解が深まるからです。まずはテキストを一通り学習して、それを3度繰り返してもその論点が理解できない場合は、他のテキストを覗き見するのがいいです。

 

それでは資格講座と独学の価格を比較してみましょう。

 

資格講座と独学の価格比較

  • 資格講座:35,000円〜82,000円
  • 独学:7,500円

圧倒的に、独学の方が価格を抑える事が出来ます。しかし、学習時間は独学の方が100H〜150H多くなります。月の学習時間が50Hの場合、2ヶ月〜3ヶ月学習期間の違いがありますね

 

「時間」と「お金」のバランスは人それぞれです。どちらを選択しても、続ける事ができれば合格できるので、独学とスクールのどちらを選択するか重要になります。

解決能力が身に付く

簿記とは別のスキルになりますが、重要な事なので解説します。

 

ググる知識は必須です
これからの時代は、分からない事があれば、誰かに聞くよりも、自分で調べる能力が必要になります。分からない事を聞いて質問ばかりすると、質問される側は負担に感じるからです。

 

日商簿記2級はググれば解決
独学で勉強する事は、資格講座で学習するよりも、分からない事が多いです。しかし、日商簿記2級のレベルであれば、インターネットで解決できる事が多いです。

 

どういったキーワードで調べると、問題を解決できるかを理解する事は、これからの情報過多の時代に必要になります。簿記の知識と合わせて、習得しておいた方が良いでしょう。

自分のペースで進める事ができる

独学は資格講座のスケジュールがなく、自分のペースで学習ができます。特定の月は仕事が忙しくて、勉強する時間がほとんどない時期もあるでしょう。

 

独学であれば、資格講座のスケジュールに無理に合わせて、進める必要がありません。しかし、理解しないまま積み残しをして進むと、繰り返し問題を解答する時に、何度もつまづいてしまいます。

 

自分のペースで進める事ができるのはメリットですが、積み残しをしないように、自分のペースで理解をして、学習を進めていく事は、重要になります。


日商簿記2級の勉強を始めた方がいい、3つのパターン

簿記2級の勉強を始める

ぷらいむ
日商簿記2級の勉強を、始めた方がいい人がいます。それは、目標の通過点として、簿記の知識があると目標に近づく人です。その3つのパターンを紹介しますね。

 

日商簿記3級の勉強を始めた方がいい、3つのパターン

  • 経理で働きたい人
  • 就職・転職を有利にしたい人
  • 会計を深く勉強したい人

経理で働きたい人

日商簿記2級の学習を考えている人は、すでに日商簿記3級を合格している人がほとんどです。

 

すでに経理をしている人もいれば、経理の仕事をしたいと考えている人もいます。どちらの場合でも、日商簿記2級を合格していると、実務に活かせるだけでなく、経理で働くチャンスにも恵まれます。

 

日商簿記1級という上位の資格はありますが、日商簿記2級の知識があれば、実務で必要な取引の基礎は、ほとんど理解しているんです。

就職・転職を有利にしたい人

経理以外でも、日商簿記2級は就職・転職に有利になります。

 

もちろん、日商簿記1級を持っていた方が有利になりますが、最近の日商簿記2級は難しくなってるので、評価は高くなっています。

 

日商簿記2級の知識のおさらいをしましょう

  • 会社の取引がほとんど理解ができる
  • グループの親会社の取引が理解できる
  • 製品コストの考え方が理解できる

日商簿記2級を合格できると、実務で起こる取引をほとんど理解できます。なので、経理の経験がなくても、未経験で経理として転職して働ける可能性が高くなります。

 

新卒の場合は、経理職を希望しても、企業側の人員配置の都合で希望が叶わない事が多いです。しかし、日商簿記2級を合格していると、即戦力として期待されるので、経理として働ける可能性が高くなります。

会計を深く勉強したい人

現役の会計士や税理士は、会計や税務のスペシャリストになりますが、最初は日商簿記3級から学習して、日商簿記2級を学習して、どんどんステップアップしてきました。

 

簿記の知識は、物の価値を考える知識が身につくので、投資の知識にも役立ちます。簿記を学んで会計を学ぶ事は、将来の資金計画に重要な役割を果たします。

 

また、日商簿記2級の知識があれば、完成された財務諸表の見方の基本が分かります。すでに作られた財務諸表の見方は、自分で作った財務諸表よりも数倍難しいんです。

 

会計を深く勉強したい人は、徐々にステップアップする必要があるので、日商簿記2級は確実に必要な資格になります。


日商簿記2級の独学のまとめ

まとめ
いかがだったでしょうか?少しでも独学に対して前向きな気持ちになってもらえれば、嬉しいです。最後にまとめをしますね。

 

日商簿記2級の独学の3つのデメリット

  • モチベーションの維持が難しい
  • 取引のイメージできない
  • 分からない時に質問できない

 

日商簿記2級の独学の5つのメリット

  • 学習期間が短い
  • 良質なテキストが多い
  • 価格を抑えられる
  • 時間に縛られない
  • 自分のペースで進める事ができる

どんな事にも、メリットとデメリットがあります。日商簿記2級を独学で合格する事は、難易度も高いので、合格出来ると自信が身につきます。

 

この記事を読んで頂いた方の中で、日商簿記2級の独学に挑戦して、少しでも良い人生を送って頂けると、本記事を執筆した甲斐があります。

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