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【簡単に解説】ホールディング会社とは?またの名は「持ち株会社」

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【簡単に解説】ホールディング会社とは?またの名は「持ち株会社」

考えている人
ホールディング会社ってよく聞くけど、何だろう?

その問いに回答すると…

 

「子会社がたくさんある会社です!」
「難しい言葉を使わず、紹介していきますね!」


 

わたしは、数十社の子会社を有する「ホールディング会社」で働いています。

本記事の内容

ポイント

ホールディング会社とは?
ホールディング会社のメリット
ホールディング会社のデメリット

こんな話を、聞いた事はありますか?

ニュースで「○○ホールディング会社が誕生しました」「△△ホールディング会社が、□□会社を買収しました」と報道される事があります。

 

馴染みのない人は「ホールディング会社は、何をしているんだろう?」「そもそも、ホールディングス会社は必要なの?」といった疑問があると思います。

 

税金面などの難しい話はしません

わたしは数十社の子会社がある「ホールディング会社」で働いています。そこでの経験をもとに「ホールディング会社とは?」を簡単に紹介しますね!



1.ホールディング会社とは?

ホールディングとは

かなえもん
まずはホールディングス会社が、どんな組織か紹介しますね!

 1-1.ホールディングス会社はどんな組織か?

ホールディングス会社を簡単に表現します

ポイント

・一つの親会社があって、その下にいくつかの子会社が、くっついている
・多くの親会社は、事業を行わずに、子会社のサポートをしている

Holdings

こんな感じです。

 

ホールディグス会社は「持ち株会社」とも呼ばれ「事業をしている」会社もありますが、分かりやすく「事業を行っていない」とします。

 1-2.ホールディングス会社はどうやって稼ぐか?

ホールディングス会社は「事業を行っていない」ので、お客さんから売上を獲得することはできません。それでは、いったいどこから売上を獲得するのでしょうか?

 

子会社から売上を獲得

ポイント

子会社から「配当金」をもらう
子会社へ「業務サポート料」を請求 ※名称は様々です※

「それだけで、従業員に給与を払えるの?」と思われるかもしれませんが、驚く金額の請求をするので、親会社は赤字になることはありません

 

多い場合は子会社の利益の半分くらいは、親会社に支払っています。もちろん、税務署が指摘しない範囲です。

 1-3.ホールディング会社は必要か?

子会社からの売上がないと、利益が出ないのであれば「ホールディングス会社は必要ないのでは?」と思われるかもしれません。

 

親会社が上場していて、子会社が多い場合は必要

親会社が上場をしている場合は、投資家に向けて、開示資料を提出する必要があります。この資料を作るときに、子会社が多い場合は、資料を作成するのが難しく、会社に専門部門があれば、その業務に集中ができるのです。

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ホールディング会社は「絶対に必要」というわけではありません。「メリット」「デメリット」もあるので、紹介していきます。


2.ホールディング会社のメリット

メリット

かなえもん
それでは、ホールディング会社のメリットを紹介しますね!

 2-1.トップダウンの意思決定がしやすい

物事を決めるときに「人数が多すぎて決めれない」事があります。

 

ホールディングス会社は「株主」

ホールディングス会社が決定した内容は、子会社はその「決定」に従う必要があります。ホールディング会社は子会社の「株主」なので、ホールディング会社は決定権があります。

 

ここで注意が必要なのは「ホールディングス会社」だから「偉い」ということではなく、それぞれの役割分担があるということです。そもそも「子会社」がないと「ホールディングス会社」は必要ないので。

 

これは「上司」「部下」も当てはまります。「上司」偉く「部下」劣るわけではありません。

長というのは組織上の役割を示すためのものであって、決してその人物の偉さを表すものではない。
〜〜本田宗一郎〜〜

 2-2.適度な距離を保てる

組織も人間関係で成り立っているので「距離が近すぎる」と不満ができたりします。

 

距離感は大事です

「友達」の状態であれば「許せた事」「恋人」になると「許せなくなる」のと似ています。何を言っているのだと、思われるかもしれませんが、組織は「仕事を求めたり」「仕事を求められたり」する関係なので、適度な距離感が必要と言うことです。

 

適度な緊張感もあった方が良いですね。緊張感がないと、仕事を間違った場合に「笑って終わらせる」「関係が悪化するから、言いたくない」といった、組織の中では起こってはいけない事が、起こってしまいます。

 2-3.少数精鋭になりやすい

ホールディングス会社は、人数が少ない事が多いです。グループ全体の従業員が「3,000人」を超えていても、ホールディングス会社の従業員は「20人」の場合があります。

 

少数だと業務の幅が広がる

組織は少数人数で業務をしていると、自然と精鋭部隊になります。状況は違いますが、ベンチャー企業は人数が少ないので、自然と精鋭部隊になります。そうならないと、組織が継続できないからです。

 

企業経営の大きな成果は、少数の社員がもたらす
〜〜ピーター・F・ドラッカー〜〜

 

また、個人的に感じていることは、ホールディングス会社にいると「特別な社員の感じが出せる」ので、従業員のモチベーションを上げる効果もあります。あくまでも「感じ」であって、実際は特別ではありません。



3.ホールディング会社のデメリット

デメリット

かなえもん
それでは、ホールディング会社のデメリットを紹介しますね!

 3-1.子会社と距離ができる

メリットとして、適度な距離を保てると紹介しましたが、一歩間違えると距離が離れてしまう事があります

 

コミュニケーションは必須です

距離が離れる事により「正しい情報が入手できない」「不正を見過ごしてしまう」事があります。

 

「正しい情報が入手できない事があるの?」と疑問に思うかもしれません。でも、そんな事が起こるのです。

 

なぜ正しい情報が入手できないのか?

子会社から親会社に報告をする事機は、子会社側では確定した内容がほとんどです。そのときに、子会社の担当者が、その確定事項に不備がある事を、見つけたときに「いまさら、この決定をやり直すは手間だな…」と考えると「報告をしてくれない」「ごまかされる」事がああります。

 

間違いを放置する事があります

会社は、一度決定した事項に「不備」があったとしても、その「不備」を放置する事があります。関係者との調整は「面倒」だし「嫌がられる」事が多いからです。

 

こういった事が、子会社と距離が出来てしまうと、コミュニケーション不足になり「発見できない」事態になります。

 3-2顧客と接点がない

ホールディングス会社の売上の対象は「子会社」です。

 

子会社は顧客とは考えにくい

さすがに「子会社」「顧客」と考えるのは、難しいです。通常は「仲間」と考えるでしょう。

 

「事業」は顧客に対して有益なサービスを提供して、売上を獲得します。その売上を獲得するために「マーケティング」や「商品開発」を行うのですが、ホールディングス会社は通常そういった事をしません。子会社に権限を与えている事が多いからです。

 

共通の目標は大事です

「顧客」がない場合、組織の中で「共通の目標」が持てない場合が多いです。部活動であれば「全国大会で優勝する!」などの共通の目標があると、考えの相違があった場合も、それが目標達成のためであれば、自分の気持ちを抑える事ができます

 

ホールディングス会社の場合は「共通の目標」がない場合が多いので、コロナのような外部要因があった場合に、会社として「判断する軸」がなく、従業員の不満をまとめられずに中途半端な判断になる事があります。

 3-3.業界の知識が身についかない

これは全ての会社に当てはまるわけではないですが、ホールディングス会社は事業がないので、もちろん業界もありません。

 

業界のことを知らなくても、仕事ができてしまいます
こうなると、数字と睨めっこをする事が多くなり、業界のことを知らなくても、ホールディングス会社として仕事が出来てしまいます

 

「業務ができるのであれば、別に良いのでは?」と思うかもしれませんが、実際にやってみると「別にこの会社で、働かなく必要はないのでは?」と思えてきます。実際に、業界は関係なく能力が発揮できるので、転職もできます

 

やっぱり知識を身につけたい

しかし、その業界で働くのであれば「業界のことを知って」「知識を深めたい」というのがあるので、わたしはデメリットと考えています。



4.ホールディングス会社のまとめ

要約

かなえもん
それでは、ホールディング会社のまとめをします!

ホールディングス会社で働く人は、かなりの少数だと思います。わたしは、その少数に入って勤務しているので、その内情を紹介しました。

 

どの立場が偉いという事はありません

繰り返しますが「ホールディングス社と子会社」「上司と部下」の関係は、どっちが「偉く」て、どっちが「劣る」という事ではありません。

 

組織をうまく機能するために作って、業務を分類しているだけです。

 

ただ、ホールディングス会社は「連結決算業務」「訴訟対応」など、ある一定基準の知識が求められるので、子会社よりも給与は高い傾向にあります。

 

今の時代は「給与」よりも「やりがい・楽しさ」が重視されるので「給与」はあまり気にしなくても、良いかもしれませんね。

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