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【失敗談6事例】経理の転職で失敗したらどうする?事前にイメージして不安を解消しよう

転職が失敗

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ぷらいむ
転職を考えるときは『成功』よりも『失敗』をイメージしてしまいます。

経理の転職について失敗するパターンは限られているので頭に入れておきましょう!

 

わたしは転職を考えた場面では、失敗するのが怖いとマイナス面を考えることが多かったです。

 

転職をする時は『現在の環境に対する不満』『転職に対する不安』を比べて『現在の環境に対する不満』が大きくなる時です。

 

『転職に対する不安』は想像するだけでは解消できないので、この記事では考えらえる『転職の失敗と対策』をまとめています。

 

転職の失敗と対策を知ることで、少しでも不安を解消して下さいね!



なぜ失敗と感じるのか?

なぜ失敗と考えるか

最初に『なぜ失敗と感じるか?』を解説します。失敗と感じる理由は3つあります。

失敗と感じる理由

  • 転職前の不満を解消できない
  • 新たな不満が発生
  • 成果を発揮できない

 

多くの場合は仕事に対して『不満』を抱えていて、その『不満』を解消できない場合に失敗と感じます。転職Hacksがまとめた『転職理由ランキング』を見てみましょう。

転職

引用元:転職Hacks

 

転職を失敗したと感じるときは『転職理由が解消できない』『不満を新たに感じた』です。この理由を根拠に失敗を感じる6事例を解説していきますね。

 

会社が倒産するかも?

会社が倒産するかも

会社で働けば給料が支給されることが当たり前に感じています。

 

しかし、この先もあなたが退職するまで会社が存続して給料が支給されるとは限りません。どの会社でも倒産のリスクがあるからです。

 

東京商工リサーチが『倒産企業の平均寿命』を集計したので見ていきましょう。

 

倒産企業の平均寿命

倒産企業

引用元:東京商工リサーチ

 

2021年の倒産企業の平均寿命は『23.8年』で、職種ごとに見ると『15年~36年』とバラつきがありますね。

 

大学卒業後に就職をしたと仮定して、現在の年金支給は65歳なので約40年間は働く必要があるんです。

 

転職が必要になる

企業の平均年数よりも長い期間を働く必要がある

 

預金の動きを確認

『安定している企業で働きたい』と感じて転職をした後に、転職先の企業の経営成績が良くないと気づく場合があるんです。

 

経理は財務諸表を作成する立場にあるので貸借対照表と損益計算書を見れるだけでなく、預金の動きを見ることができます。

 

預金の動きが見れると次の3つを知る事ができるんです。

  1. 支払の先延ばし
  2. 入金の前倒し
  3. 預金が一番少ない日を特定

 

企業が倒産する理由は『お金が無くなる』です。月末でお金があっても、給料支給日など一時的にお金が不足する場合があるんです。

 

資金残高に注意が必要

預金の流れを見て『お金が慢性的に不足している日』がある場合は注意が必要

 

資金の調整が出来なくなると、支払遅延を起こして倒産の可能性があるので注意が必要ですよ。

 

※『倒産の前兆がある会社について』は以下の記事で解説してるので読んでくださいね。

上場企業と非上場企業の違い
【会社が倒産する5つの特徴と9つの前兆】倒産とはどんな状態か?ベテラン経理が企業の内情を詳しく解説します!

続きを見る

 

対策:CF計算書を確認

転職希望の会社が『上場企業』『非上場企業』では確認する資料が異なります。

  • 上場企業:有価証券報告書や決算短信
  • 非上場企業:官報

 

上場企業の場合は有価証券報告書や決算短信で財務諸表を閲できます。財務諸表の中で倒産の可能性を知る重要な指標が『キャッシュ・フロー計算書』です。

 

お金に関する最有力情報

『キャッシュ・フロー計算書』は事業年度の資金の流れを細かく区分している

 

非上場企業の場合は公表されている指標は『官報』になり、規模が大きい会社であればホームページから財務諸表を見れますよ。

 

ただ『預金が一番少ない日を特定』することは、入社しないとわかりません。なので最低限として上記の2つのどちらかは研究しておきましょう。

 

※『キャッシュ・フロー計算書について』は以下の記事で解説してるので読んでくださいね。

キャッシュフロー計算書とは
【現役担当者が解説】キャッシュフロー計算書とは?実務経験から基礎と作り方を詳しく解説

続きを見る



業務内容が違う

業務内容が違う

転職では現職の経験を次の職場で活かす場合が多いです。ただ、未経験の業務に挑戦をする場合もあります。

 

『経験業務』『未経験業務』のどちらになるかは、転職先で求められる業務になりますよ。

 

転職先でどんな業務を担当するかは募集要項にも書かれています。その後の面接でも確認します。

 

仕事内は何度も確認しよう

しかし仕事を始めると違う業務を指示される場合がある

 

業務①:経験業務

経理の経験を活かして転職をした場合でも業務内容が異なる場合があります。

 

連結決算や国際税務など経理の中でも専門性の高い業務を期待されたが、最初は『会社に慣れるため』と言われて伝票登録など簡単な業務を担当する場合があります。

 

しかし、しばらくしても『業務内容が変わらない』『別の業務を担当』する場合があるんです。変わらない主な理由は2つあります。

  • 上司が異動
  • 人員異動

 

転職時に注意が必要なのは面接時に採用した人が途中で辞める事です。その場合、後任者が業務を割り振るので面接時に約束した内容は無効になるんです。

 

どんな業務をするかは責任者がその時の状況で判断するので、あなたが予定したが業務ができない可能性があります。

 

業務②:未経験業務

総務業務を幅広く経験した後に、経理業務に興味を持って未経験として採用された場合でも、経理業務を指示されない場合があります。

 

これは『総務部』『経理部』で部署が分かれている場合は起こりませんが『総務経理部』として総務と経理が同じ責任者の場合に、業務が混在する場合があります。

 

その場しのぎで押し切る

未経験の業務よりも経験業務の方が即戦力になり、部署全体の負荷を分散できるから

 

明確に総務の仕事を指示されるわけでなく、なんとなく総務の仕事を続ける中で『いつの間にか総務の仕事が定着した』その時に気づいても手遅れです。

 

対策:最初から業務を固定化

業務内容はあなたがコントロールすることが難しいです。しかも業務内容は『組織が変わる』『上司が変わる』タイミングで変わることが多いんです。

 

業務内容を決定するのはその時の上司です。あなたが得意としている分野をアピールして成果を理解してもらえれば、その業務に関われる可能性が高いですよ。

 

一番良いのは、面接で約束をした業務を転職した後すぐに担当することです。やりたい業務があるのであればアピールが大事ですね!

 

業界の研究不足

業界の研究不足

転職をするときに『職種を決めても業種はこだわらない』という人がいます。

 

それ自体はよくある事ですが、転職した後の会社で長く働きたいと考えるので業界自体が拡大している方が良いですよね。

 

業界研究不足で感じる失敗は2つあります。

  • 今後の年収増加の不安
  • 業界の成長性

 

今後の年収増加の不安

『今後の年収増加の不安』については、年収は同じ仕事をしても業界や会社規模によって大きく異なります。

 

転職時に年収が高い場合でも注意が必要

採用時の年収が高くても、人が集まりにくい業界で年収を高く設定した可能性がある

 

『年収が増えにくい業界』『成長性が低い業界』になります。『成長性が高い業界』であれば競争は激しいですが、利益が出しやすい業界なので年収が増加しやすいです。

 

対策:成長性が高い業界で働く

ここで重要になるのが『どんな業界の成長性が高いか?』です。

 

1年や2年くらいの短い期間であれば成長性が高い業界を決めれますが5年先の成長性になると誰も予想できません。

 

ただ事業モデルから『成長性が低い業界』は想像ができます。年収を重点的に置いているのであれば『成長性が低い業界』は避けたほうが良いです。

 

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背伸びしてしまう

背伸びしてしまう

面接でよい印象を残そうとして『経験のない業務も経験したことがある』と自分を良く見せようとする場合があります。

 

それに近い経験があれば良いのですが、全く経験したことがない業務をできると言うと、面接官は疑いなく信じてしまい戦力として考えてしまいます。

 

質問ができない

経験のない業務を指示されたときに、面接で『経験をしたことがある』と返答していた場合は一から業務内容を教えてもらうとウソがばれてしまいます。

 

思い切って質問をする場合もどこまでが基礎知識でどこからが会社特有の内容かわからないので、質問することも躊躇してしまいます。

 

プレッシャーの中で仕事をする

資料の提出期限に完成び目途が立たなければ『資料を完成させれないかもしれない...』とプレッシャーを感じる

 

そんな時に『面接のときに正直に伝えておけばよかった...』と後悔することになるでしょう。

 

対策:正直に話す

成長するためには多少の背伸びは必要です。ただ、全く経験がない業務を経験したことがあると伝える事は嘘になります。

 

面接では経験が無い業務でも『経験はありませんが、ステップアップとして経験したいと思っています』と正直に前向きな姿勢を伝えるのが良いです。

 

嘘をつくのは簡単ですが、信用を取り戻すことは困難なのです。正直に伝えて不採用になっても後悔しないようにしましょう。

 

※『上場企業の仕事について』は以下の記事で解説してるので読んでくださいね。

上場企業で働くメリット
上場企業の経理はきついか?上場企業で働くベテラン経理が解説【失敗しないために理解必須】

続きを見る

 

仕事がつまらない

仕事がつまらない

『転職前』『転職後』で同じ仕事を担当しても、つまらなく感じる場合があります。その理由は3つあります。

  1. 努力が成果に結びつかない
  2. 人間関係が悪い
  3. 自由度がない

 

例えば『予算作成』の経験を活かして転職をした結果『転職前』ではやりがいを感じていたが『転職後』はつまらないと感じる場合があります。

 

それぞれの理由を解説していきますね。

 

つまらない①:努力の結果がでない

仕事をする理由に『努力をして知識を身に着けたい』『努力をして出世したい』があります。

 

転職をしてすぐは『努力をして出世したい』が実現できる分かりません。何年か同じ仕事を続けないと答えが出ないからです。

 

自分の成長は分かりやすい

『努力をして知識を身に着けたい』は1か月単位の短い期間でも実感することができる

 

前職に比べて明らかに難易度が低い仕事をしている場合、時間を積み重ねても知識はほとんど増えることがありません。

 

簡単な仕事はデメリットあり

難易度が低い仕事は簡単で楽ではあるが、仕事がつまらなく感じてしまう

 

わたしは毎年新しい業務をすることで、常に新鮮な気持ちで業務をしておりますよ。

 

つまらない②:人間関係が悪い

人間関係については『転職理由ランキング』の2位に該当しています。

 

人間関係は仕事だけでなくどんなコミュニティでも重要な要素になりますよね。

 

人間関係はイメージしやすい

人間関係は誰もが実体験として難しいと感じた経験がある

 

『嫌な人』『苦手な人』がいるだけでなく他の社員同士の人間関係が悪い場合があります。その場合は空気を読んで気を使い、仕事に集中することができません。

 

仕事以外の気遣いは『百害あって一利なし』です。人間関係なので誰が悪いわけではなく、相性の問題なので解決することは困難です。

 

わたしの実経験として、部内の全員がコミュニケーションをとれて良好な関係の職場ありませんでした。

 

つまらない③:自由度がない

ルーティンワークのように決められた仕事を好む人もいます。

 

しかし、何も改良の余地がなく決められた仕事だけを確実にこなす場合に苦痛に感じる場合があります。

 

わたしはエクセルなどの資料を見て『数式はこれを使った方が便利』『段落をつけて見やすくしたい』など気づく場合が多いです。

 

わたしは裁量がある仕事を経験してきたので、改良等は自己判断でする事ができます。

 

細かい部分が気になる

気づき事項を資料に反映できないと、その資料を見るたびにストレスを感じてしまう

 

職場によっては『与えられた仕事を手を加えず終わらせる』と考えている場合があります。全く自由度がない職場があるんです。

 

対策:新しい仕事を見つける

1年ほどは今の業務を続けるのが良いです。継続的につまらないと感じれば新しい転職先を探したほうが良いですね。

 

仕事は人によって感じ方が異なります。あなたが『仕事がつまらない』と感じても、誰かにとっては『心地のよい仕事』かもしれません。

 

誰もが楽しいと感じる仕事はありません。あなたが楽しいと感じる仕事を見つけてください!

 

※『経理の仕事を辞めたと考えている』は以下の記事で解説してるので読んでくださいね。

目標を立てる期間
大企業の経理はつまらないか?大企業勤務のベテラン経理が本音を詳しく解説【断言します】

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コミュニケーションがうまくいかない

コミュニケーションがうまくいかない

転職をした後に気づく事が『自分という人間を理解してもらう』ことに時間がかかるということです。

 

学生時代を振り返っても『学校の自分』『バイト先の自分』でキャラクターが異なっている人は多いと思います。

 

周りの反応が違う

仕事で『今までの方法で成果を発揮させる』と意気込んだ場合でも、周りの反応が異なる場合が多いです。

 

理由は、あなたの人間性が分からない状況で強い言葉や正論を言われると一歩引いてしまうからです。

 

丁寧すぎてもダメ

逆に丁寧に仕事を進めても、仕事が遅いと思われてイライラされるかもしれない

 

あなたという人間性がまだ認知されてい状況では、周りも様子を伺いながら反応するからです。

 

対策:まずは仕事を覚える

信頼関係を築くには時間がかかります。

 

『7つの習慣』の著書であるスティーブン・R・コヴィー氏は『信頼残高』という言葉を使って人間関係を例えています。

信用残高

人間関係の中で相手に信頼を与える(貯めておく)ことで、必要な時に信頼に頼る(引き落とす)ことができる状態

スティーブン・R・コヴィー著書 ~7つの習慣

 

転職をした直後は教えてもらう事が多く、相手に信頼残高を与えることが出来ません。

 

信頼残高を増やせない

教えてもらう事が多いので信頼残高はマイナスになることが多い

 

なのであなたが相手に信頼を与えれるまでは相手から信頼を与えられたら感謝の気持ちを伝えて仕事を覚える機会を増やしてください。

 

あなたが仕事を覚えない限り、相手に信頼を与えることができないからです。

 

相談できる人を探そう

相談できる人を探す

今までで『6つの転職の失敗例』を解説してきました。

 

こんなに色々と考えることが多いと転職をする気持ちがなくなる人がいるかもしれません。

 

考えるよりもまずは行動をしたいという方は転職エージェントに相談をして、転職に関する悩みや進め方を相談するのがコスパが良いです。

 

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転職は時間と労力を使うので失敗は避けたいです。有能な転職エージェントに相談をして転職を成功させてくださいね!

 

※『転職エージェントの強み』は以下の記事で解説してるので読んでくださいね。

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