経理の実務

【5つ厳選】経理の仕事はやりがいはある?ベテラン経理がわかりやすく解説【未経験者は必見】

経理はなくなるかのまとめ

この記事で解決できるお悩み

 

この記事を書いた人

 

ぷらいむ
この時期を読んだ後は、経理業務のやりがいを理解できます。最後まで読んで下さいね!

 

わたしは経理を15年ほど経験してます。経理業務は幅広く経験してきたので『こんなやりがいがある!』『こんな人が向いている!』が経験できました

 

経理をしていて『自分は経理に向いているのかな?』『業務の一部分だけやっていて、全体像がわからない』といった疑問を解消していきましょう!



 

やりがいとは何か?

やりがい

あなたに質問があります。『やりがい』はどういった時に感じますか?

 

エンジャパンがユーザーアンケートで、どのような時に『やりがい』を感じるか調査をしました。

仕事のやりがい
出典:エンジャパン ユーザーアンケート調査 結果発表

 

やりがいを感じる3つの瞬間

やりがいを感じるトップ3を見ましょう。

  1. お礼や感謝の言葉をもらう
  2. 仕事の成果を認められる
  3. 目標を達成する

これは、経理に限らず全ての仕事に当てはまりますね。

 

あなたが感じる『やりがい』と同じ回答はありましたか?本記事では経理業務に特化して感じる『やりがい』を解説しますね。

 

仕事をする3つの理由

仕事をする理由は主に3つあります。3つとも非常に重要です。

  1. お金のため:お金を稼ぐために仕事
  2. 自分のため:自分の成長、自分が楽しい、自分の目標を実現
  3. 他人のため:お客さんがを助ける、仲間を助ける

3つの中で一番幸福度が高いのは『③他人のため』と言われています。よく言われる『他者貢献』ですね。

 

知識と経験が必要

『他者貢献』をするには、特定の分野で知識と経験が必要。その知識と経験をいかして『他者貢献』ができる

 

この記事では、経理という仕事があなた自身に『どのような魅力』『やりがいを感じる』ことが出来るかを解説しますね。

 

そして、その魅力とやりがいを感じて得た経験をもとに『他者貢献』ができれば、さらに『やりがい』を感じれますよ!

 



経理で感じる5つのやりがい

やりがい

ぷらいむ
それでは、経理のやりがいを紹介します!何事にもやりがいは重要ですよね!

 

経理で感じる5つのやりがい

  1. 会社の数値が理解できる
  2. 経営に関わり経営陣の意思がわかる
  3. 専門的な知識が身につく
  4. 社内の様々な部門と関われる
  5. 転職が有利になる

経理部門は会社の中で数字に関する唯一無二の存在です。

 

経営陣に報告する数字や金融機関に提出する資料は経理部門で大量の仕訳を作成して完成させます。

 

経理は取引が理解できる

たくさんの仕訳を作成する過程で会社のどんな取引で利益が生み出されているか理解できる

 

経理部門では他の部門では経験できない数字に関する業務に関わる事ができて、数字にも強くなりますよ!

 

それでは『経理で感じるやりがいを5つ』に分けて解説説しますね!

 

やりがい①:会社の数値が理解できる

ほとんどの会社が、経営陣に月次の収支報告をします。

 

収支報告の簡単な作成手順

  • 経理部門の担当者が、その月で発生した全ての取引を把握して、収支報告を作成
  • 経理部門長か、広報の責任者が、収支報告をもとに、文章を作成。
    会社によっては文章の作成も、経理担当が作成している会社がある

 

ということは、経理部門の担当者が、報告に必要な数値を集めた資料を提出しているので「経理部門の担当者」は「経営陣」と同じ資料を見ているのです。

 

経理をしている人でも、出来上がった資料を見て「よくわからないな…」と思っている人もいますが、資料を理解すると「なぜ売上が減少したか」「イレギュラーな費用の支出があった」などが理解できて、会社の状況が理解できます。

 

やりがい②:経営に関わり経営陣の意思がわかる

あなたは、会社の方針として「もっと費用を削減しよう!」と言われて、困惑した経験はありますか?「自分たちは節約をして、無駄遣いをしてないのに、なんでそんな事を言われるんだろう?」と思います。

 

経営陣の中には、過去の経験から感覚的に方針を決める人がいますが、今の時代にあっていない可能性があるので、その場合は要注意です。

 

経営陣の目線

  • 特定の費用が増大している
  • 特定の商品の売上が伸びていない
  • 既存製品の刷新が必要
  • 過剰な広告費の削減

そのほかもありますが、会社に状況に合わせて、必要な判断をします。コロナの状況だと「広告費にお金を使うよりも、従業員の生活のために使う」といった判断が、早急に必要になります。

 

判断によっては「現場が分かっていない!」という人もいますが、経理をしていると「月別の商品別の売上高の推移」「費用の推移」を分析して「たしかにこの商品は、毎月売上が落ちてるな…見直したほうがいいかも」と客観的に見る事ができます。

 

経営判断に答えはありませんが、経営陣の判断した理由を考えて、納得するか、あきらかにおかしい場合は理論武装して対話をする事ができます

 

わたしは様々な会社の収支報告を見ていて、会社ごとの収支を比較することもできるので「この会社の今後は回復しないだろうな…」と感じる事ができます。

 

やりがい③:専門的な力が身につく

ここまでで「経営陣の目線で会社の状況が把握できる」ことを紹介しました。

 

会社の状況を把握できるのは「収支報告で会社が、どのような状況にあるか理解できるから」です。

収支報告の簡単な概要

  • 会社全体の損益計算書
  • 部門別の損益計算書
  • 製品別粗利表

収支報告の資料は会社によって様々です。この他にも細かく管理している会社もあります。

 

これらの収支報告資料を、月別で「売上は適正か?」「粗利が適正か?」「費用の無駄使いはないか?」などを確認します。推移で見ると、異常値に気づきます。

 

収支報告と一緒に、貸借対照表を報告して「債権がきちんと回収されているか?「債務をきちんと支払っているか?」を確認します。貸借対照表も重要ですが、ここで解説すると長くなるので割愛しますね。

 

やりがい④:社内の様々な部門と関われる

意外かもしれませんが、経理は各部門の担当者と頻繁に、コミュニケーションが発生します。

 

コミュニケーションが発生する理由

  • 各部門で発生した売上・経費の内容を確認

「それだけのために?」と思うかもしれません。しかし、発生した費用を誤った部門で認識すると、誤った部門の利益が報告されてしまいます。それを避けるため、毎月同じ取引でも、その都度確認をして、正しい部門に費用計上するように調整します。

 

同じ会社にいても「別部門の人とコミュニケーションを取る機会がない…」と実感する人が多いです。わたしは、長い間経理をしていて、各部門と連携をとりながら、各部門の収支報告をまとめていました。

 

「同じ会社にいるのだから、いろんな人と話して価値観を広げたい!」と感じていでも、話す機会がないと、それも実現しないので、いろんな人と話したい人は、魅力を感じるはずです。

 

やりがい⑤:転職が有利になる

経理はどこの会社でも必要場部門です。経理がない会社は存在しません。

 

経理がない会社が存在しない理由

  • 収支報告を毎月作成
  • 会社の財政状態の把握
  • 税理士との対応
  • 申告書作成

「経理がやる必要があるの?」と思うかもしれません。しかし、お金や数値に関することを、誰かが片手間でするよりも、専任者がいたほうが、緊急時の対応が早くできます。

 

そして経理業務は、簿記という共通ルールを通じて、他の会社でも即戦力として期待できます。また、簿記の資格を持っていると、知識があることを証明できるので、転職でもアピールできます。

 

経理の知識でフリーランスや独立をするのは、現実的に難しいですが、組織の一員として働く場合は、とても魅力的なスキルになります。



強みになる3つのスキル

身につくスキル

ぷらいむ
ここまでで、経理について紹介してきました!経理業務をすることで身につくスキルを紹介しますね!

 

ここまでで紹介してきた経理業務は、多くの場合にパソコンを使います。なので、必然的にパソコンに関する知識が身につきます。

 

その他にも、経理を経験することによって得られる「強み」を紹介しますね!

 

スキル①:簿記の知識

経理と聞いて「簿記」をイメージする人は多いのではないでしょうか?経理と簿記は密接に結びついていて、簿記の知識をもとに、経理業務の数値を作成します。

 

経理にオススメの資格
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簿記は、そのままでは実務で使えない
簿記を勉強していると、経営陣に報告する収支報告資料が作成できる知識があります。しかし、簿記の知識をそのまま使えません。簿記の問題は解くための資料が揃っています。経理は、その問題を集めるところから始まるので、集めるための経験が必要です。

 

簿記の問題では「○○部門に□□円の請求書が届いた」などがありますが、実際は、請求書が届いて、「〇〇部門の請求は、どこに記載されているかを見つけて」、その「請求金額が正しいかを確認」します。実際は、問題を集める過程が大変です。

 

経理をしていると、簿記の知識はもちろんですが「簿記の問題がどのように作られているか」分かるようになりますよ!

 

スキル②:パソコンのスキル

経理と聞いて「パソコンを一日中触っている」イメージがありますか?

 

経理はパソコンを触る時間が多い
実際にパソコンを触っている時間が多く、最近では資料もデータ化されているので、パソコンの周りに紙資料はなく、すべてパソコンの中で操作が完結します。

 

操作を全てパソコンで完結するくらい、パソコンに触れる機会が多いので、どれだけパソコンに関する知識があるかで、仕事の早さも変わってきます。

 

パソコンのスペシャリスト
経理をしている人は、エクセル・ワード・パワポを使う事が多いです。また、パソコンに触る機会が多いので、フリーズしたり、動作が遅くなった時に、どのような対応をすれば良いか、ほとんどの人が経験をしています。設定関連も詳しくなります。

 

常にパソコンに触れていると気づかないのですが、触れる機会がない人が、フリーズした場合は混乱します。自分が当たり前と思っている知識でも、他人にとっては価値のある知識の場合があります。パソコンに関する知識は、経理業務をしていると自然と身につくので、強みになります。

 

スキル③:コミュニケーション能力

経理業務は各部門で発生した売上・経費を管理する必要があります。

 

仕事がスムーズに進まない
わたし自身が感じた事ですが、毎月発生する内容でも、お願いした内容をすぐには対応してくれないという事です。依頼された人が忙しいのは分かりますが、毎月の業務なのでスムーズにしたいのが本音ですが、依頼された人のペースになるので、なかなか難しいです…

 

お願いした業務を対応してもらえない事態が、いろんな部門で発生すると、自分のペースで仕事ができません。そうすると、最後にバタバタしてミスが発生してしまいます。そこで、毎月コミュニケーションをとって、資料を早くもらえるように、やんわりと伝える事で、早めに資料をもらえる事ができました。

 

「仕事なんだから、期日通りに資料を提出しない人が悪い!」といえば、その通りですが、人は感情で動くので、嫌がらせのように資料を提出しない人が出てきたりします。

考え方を変える
常に相手のペースに合わして気を使うのではなく「こういった伝え方をすると、人間関係がスムーズに行くんだ」という発見をしましょう!会社で働く場合はとても役に立ちますよ!

 

ここまでで、経理業務をすることで身につくスキルを紹介してきました。次は「経理業務に向いている人」の性格を紹介します!


経理業務に向いている3つの特徴

特徴

ぷらいむ
ここからは、経理業務に向いている人の性格を紹介しますね!

 

経理業務に向いている人の性格

  • 几帳面で約束を守る人
  • 孤独な作業を集中できる人
  • 数値の分析が好きな人

経理業務は、パソコンに向かって仕事をして、他の部門と連携が必要な部門です。「黙々と作業をするのは苦手」「人と関わりは極力したくない」といった人は、経理業務は苦痛かもしれません

わたしは、たくさんの経理業務に関わる人と関わってきました。その中で同じ仕事をしていても、苦痛に感じている人と、そうでない人がいました。

どんな仕事にも、会う人と合わない人がいるので、経理業務に会う人の性格を紹介しますね!

 

特徴①:几帳面で約束を守る人

几帳面とは

きちんとしているさま。すみずみまで規則正しくするさま。「―な性格」
〜〜広辞苑〜〜

経理業務は、一つ処理を間違えると、納税金額を間違ってしまい、税務調査で指摘されます。税務調査で指摘された場合は、本来の納税額と合わせて、延滞税も発生します。

 

一度税務調査で指摘を受けると、定期的に税務調査が入ります。通常業務をしながら対応するので、時間を奪われて結構キツイですね…

 

経理業務に求めら精度は高い
厳しいことですが「経理業務は正しく行われて当然」なので、ミスは許されません。そのためには、すみずみまで資料を確認して、間違いに気づく必要があります。

 

間違いに気づいた時は「発見できたー!」と嬉しくなります。間違いがあるか分からない状況で間違いを発見するのは、間違い探しよりも難しいです。

 

細かいことは気にしなくて、感覚的に「これでいいかな」と判断してしまう人は、少しの数値の間違いに気づかない事が多いので、経理業務に向いていません。すみずみまで気が向けれる几帳面な人は、経理業務に向いていますよ!

 

特徴②:孤独な作業を集中できる人

経理業務の多くが、ルーティンワークになります。

 

他部門とコミュニケーションをする機会はありますが、黙々と作業をします。電話で話す機会がある場合は、毎月発生しない取引か、不明点があった場合です。業務目標に向かって、打ち合わせはありますが、基本的には黙々と作業するんです。

 

「人との会話の中で、今までにない発想を見つけたい!」「一人で黙々と作業をするのは嫌だ!」という人は、経理業にむいていないかもしれません。

 

特徴③:数値の分析が好きな人

経理業務は収支報告を作成して、経営陣に提出します。

 

作成した収支報告を提出する前に、正しいかどうか確認するのですが、パッとみてわからない事が多いです。時間をかけて確認する必要があるのですが、なかなか難しいんです。

 

経営陣からの質問がある
経営陣に提出したあとに「この数字はいつもより多いけどなぜですか?」と聞かれた時に、すぐに返答する必要があります。返答するためには、収支報告を食い入るようにみて「売上が増加した場合はどの製品が伸びたか?」「広告費が多い場合は、どの部門が多いか?」などを理解する必要があります。

 

わたしはこの作業をずっと続けていて、毎月の収支報告を50社ほど確認しています。その時に「同じ業態の会社で、A社は売上が減少、B社は会社は売上が増加」している場合に「なぜ?」と考えます。

 

そこで考える事で、経営陣から質問を受けた時に、自分の考えを伝える事ができ、評価してもらう事ができるのです!



経理の魅力・やりがいのまとめ

まとめ

ぷらいむ
ここまでで、経理のやりがいを紹介しました!最後にまとめます!

 

ここまでで、経理のやりがいをお伝えしました!どんな仕事でも、あなたにとって「向き不向き」があります。

働くのであれば、やりがいを感じたい
誰でも、働くのであれば、やりがいを感じて働きたいです。しかし、自分に向いていない仕事を選んでしまうと、成果を出す事が難しくなり、仕事が嫌になるかもしれません。

 

もし今の仕事が自分に向いていないと感じた場合は「転職」をして、自分の「天職」を見つける必要があります!もし見つからない場合は、探し続ける続ける必要があります!

 

転職エージェントサイトは、無料で登録ができて、専門家に相談ができます。登録をして、専門家に経理の仕事について、疑問点をぶつけるのも良いです。

簿記の知識を身につけるには、実務を経験するのが1番の近道です。経理を希望するのであれば、簿記を学習よりも、実務経験を通して学習するのが理想です。

 

仕事とは

  • お金のため
  • 自分のため
  • 他人のため

この中で、あなたの仕事のやりがいは、どれですか?やりがいを一番感じる事ができるのは「他人のためです」。それを実現するためには、あなた自身が、仕事で身についた知識を、他人のために与えていく事が必要です。

 

わたしは「自分のため」と「他人のため」が混在しています。まだまだ、自分の知識不足しているので、知識をつけるために頑張って、その知識を他人に与えています。

 

わたしは早く「他人のために」注力できるようように、成長しています!

 

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